The VISION トップの描く未来図

家入一真

家入一真

[ 遊ぶように働き、働くように遊ぶ ]

略歴

美術研究所画塾を卒業後、デザイン会社に入社し、ウェブデザインに興味を持つ。システム会社に転職し技術を学んだ後、株式会社paperboy&co.を創業、ジャスダック市場最年少で上場。現在は、株式会社パーティカンパニー代表取締役社長、株式会社パーティファクトリー代表取締役社長、株式会社ハイパーインターネッツ代表取締役、Liverty代表を務める。

現在の仕事についた経緯は?

中学生の時に友人関係でつまづいたことがきっかけで不登校になり、高校も中退してしまいました。大検を取って美大を目指しながら新聞配達のアルバイトを始めましたが、無断欠勤でクビになってしまって。自分は真っ当に働くことができない人間だと気づいたのはその時ですね。

その後、父親が交通事故を起こして働けなくなってしまったんです。私は長男だし、美大は諦めて会社勤めを始めました。でも、やっぱり無理なんですよね。9時出社なのに遅刻して昼ぐらいに行って叱られて。どんどん行きづらくなって結局辞めてしまいました。普通に働くのが無理なら自分で会社を作るしかない。そう思って立ち上げたのがpaperboyです。21歳の頃でした。当時、自分のホームページを持っていたのですが、運営するのに毎月それなりの費用がかかるんですよね。もっと安くて学生さんでも気軽に使えるようなレンタルサーバーがあればいいのにと思っていたんです。それで作ってみたら当たって、あれよあれよという間に上場しました。

仕事へのこだわり

メディアに出たり「成功されましたね」とか言われてちやほやしてもらえるようになったのですが、ずっと違和感しかなくて。株主総会で私が喋ると株価が下がるんです(笑)なので、経営はもっと適した人に任せた方がいいと思ってバトンタッチしました。適材適所ってありますからね。周りからは「もっと上場企業の社長を楽しめばいいのに」とか色々言われましたが、こればかりは性格なんでしょうね。
私は、学校でも会社でも嫌なことから逃げ続けて、自分の居場所を作ってきただけです。今は、私みたいに逃げ場所を求める若い子たちが集まれる場所を作っています。自分のやりたいことで、周りの人たちを笑顔にできるような面白そうなことを、色々仕掛けているところです。

若者へのメッセージ

みんな「夢を持たないといけない」みたいな強迫観念に囚われすぎだと思うんですよね。夢があるのはもちろんすてきなことだけど、なきゃダメというわけでもないですよ。
私も夢は特にないです。とりあえず目の前の興味があることに全力で突っ込むので、その先のことはあまり考えないですね。
たとえば身内や友人が困ったり悩んだりしている時に、その人達の問題解決を手伝うという視点で考えると、自分がやるべきことが見えてきます。それが自分の道になっていくはずです。その人達を笑顔にするような事をしてあげてください。