The VISION トップの描く未来図

池田 保
ミノージャパン株式会社 代表取締役

池田 保

[ The new you has to look for opportunities you never knew were there. ]

略歴

組織行動科学系コンサルティング会社での事業再生や業績改善のコンサルタント、外資系戦略系コンサルティング会社のパートナー、シックスシグマを組織に根付かせることを理念にしたコンサルティング会社の創業、国内系戦略コンサルティング会社ディレクター、顧客企業の社外役員等の経験を経て、2010年7月に、競争戦略・事業再生・新規事業を専門とする経営コンサルティング会社、Hexagone Strategic Partners(エグザゴン・ストラテジック・パートナーズ)株式会社を創業。主に、ハイテク・電機、自動車、建設・不動産、加工食品・水産、文房具、外食産業の事業戦略や業績改善、事業再生や再生企業の経営執行に関する支援を30年以上行なってきた。近年は特に、新規事業の創出、旧業態のデジタル・トランスフォーメーションにも深く取り組んでいる。2020年2月、従来にないフードテック事業を展開すべく、ミノージャパン(minnow.jp)を設立。フード・デリバリーの変革に邁進している。神戸大学大学院経営学研究科修了。

現在の仕事についた経緯は?

「働くひとびとのお昼休みの現状を変えたい」という思いから、この事業を立ち上げました。オフィスワーカーや医療従事者、一生懸命社会のために頑張っている方々のお昼休みは、エレベーターやお店に並ぶために多くの時間が費やされ、お昼ご飯を食べるのに使う時間はほとんどありません。Minnowのサービスを通し、お昼休みの時間を目いっぱいランチに費やしていただき、一生懸命働く人たちのお昼休みを「パワーを充填する時間」にしたいと考えています。

また、「デリバリーサービスにレストランビジネスが破壊されている」と感じたことも、立ち上げの大きなきっかけです。レストランの粗利は店内飲食だと約70%です。しかし、Uber
Eatsに代表される既存のデリバリーサービス業は、35〜40%という高い手数料によって、粗利の半分以上を持って行ってしまうのです。One to Oneの非効率的なデリバリーの仕組みから脱却しない限り、デリバリーにもレストランにも持続的成長はありません。Minnow独自のデリバリーの仕組み、コンタクトレス・デリバリーを実現する唯一の手段Minnow
Pod、これらを展開することで、飲食店やフードトラックの事業拡大の一助となると信じています。また、将来的には、域内物流の整流化、ラストワンマイル問題の解決も図りたいと考えています。

仕事へのこだわり

戦略・組織や業務プロセス・ITを変えても企業の変革は高い確率で失敗します。経営の中心にある“ひと”という不合理な存在を忘れがちだからです。企業変革の最後の砦である“ひとと組織の変革”というこの命題に対して、私は、個社固有の独自性の高い競争戦略アイデアを創出することと、マネジメントの徹底すなわち“当たり前のことを当たり前に実行する”アプローチで、粉骨砕身取り組んできました。30年以上のコンサルティング経験を武器に、デリバリーの変革とレストランビジネスへの貢献に邁進します。

若者へのメッセージ

若い頃は時間が無限にあるように感じていました。1時間辛い仕事をしたら5000円あげると言われ、喜んで引き受ける。自分の時間をお金と引き換えることに躊躇なく、また、その金額は低いものでした。歳を取ると、自分にとっての時間の価値はだんだんと上昇します。やがて、完全に逆転するのです。お金で自分の時間を買うこともできます。しかし、自分に残された総時間以上の時間は、どれほどお金を積んでも買うことはできないのです。Time is money.そうだとしても、Money can’t buy time.買えないものは買えません。