The VISION トップの描く未来図

分林 保弘
株式会社日本M&Aセンター 代表取締役会長

分林 保弘

[ 時代の一歩先をいく君であれ。 ]

略歴

1943年生まれ。京都府出身。立命館大学経営学部卒業。66年、外資系コンピューターメーカーの日本オリベッティに入社。会計事務所担当マネジャーを務める。91年、株式会社日本M&Aセンターを設立。2007年から東証1部上場。現在は中小企業M&A実務家の第一人者として、全国各地で講演活動も行っている。著書に「改訂版 中小企業のためのM&A徹底活用法」(PHP研究所)など。2015年11月出版の『日本M&A センター創業者 分林保弘の「仕組み経営」で勝つ!』(村田博文著 財界研究所)では、分林の半生が紹介されている。

現在の仕事についた経緯は?

能楽師の父と茶道家の母のもとで育った私は、幼少の頃から日本の伝統文化に魅了されていました。そして、素晴らしい日本の伝統文化をいかに海外へ発信していくべきかを考えてた結果、いつか「日本と海外の橋渡し」になるような仕事に携わっていきたいと思うようになったのです。
大学卒業後には外資系IT企業に就職し、欧米流のビジネスを積極的に習得。日本を知るだけでなく、海外マインドを身をもって学ぶ必要があると思ったからです。それと同時に、多くの日本企業が抱える課題を解決するためのM&Aの必要性も感じるようになりました。
「M&Aによって日本と海外の橋渡しをする一助になるかもしれない」。そう思い立った私は、1991年に日本M&Aセンターを設立。海外企業と日本企業のマッチングを積極的に手掛けるようになっていったのです。

仕事へのこだわり

私は若い頃からグローバルな視点を持っていて、現在も仕事仲間を連れてシリコンバレーの視察を毎年のように行っています。海外から学ぶ点は多くあると感じていますし、これからのビジネスにおいてグローバル化は必須のアクションだと思っています。

とくにアメリカは考え方が合理的ですし、チャレンジ精神も強い。日本の若者に比べてビジョンが明確で、若いうちから目的意識を持って行動する人が多いように感じています。私自身もそうしたビジネスの進め方が好ましいと考えていますし、日本人ならではの感性は活かしつつも、常にポジティブな行動を心がけることにこだわりを持っていきたいですね。

若者へのメッセージ

現在、65%近くの中小企業に後継者がいないと言うデータが出ているだけでなく、人材不足による労働力低下も大きな社会問題となっていくでしょう。その中で、M&Aによる企業存続続の手助けをしていくことは必要不可欠です。だからこそ今後も、M&Aにおけるリーディングカンパニーとして社会貢献に繋げていくことが我々の使命です。

私自身は自分のやりたいことをどんな時でも貫いてきましたから、若い方々もグローバルな視点で海外に飛び出す勇気を持ち、やりたいことは全てをやる、悔いのない人生を送ってほしいと思っています。
そして時代は確実に変化していきます。社会に還元していくための活動があって初めて、時代を読む力を養っていくものです。だからこそ「自利利他」の精神を大切にし、少しでも社会に還元できる人材に育っていってほしいと願っています。