The VISION トップの描く未来図

山口 徹
大阪銘板株式会社 代表取締役社長

山口 徹

[ That which doesn't kill me makes me stronger. ]

略歴

1993年に同志社大学大学院工学研究科修了後、電器メーカーを経て日本フィリップス半導体事業部(現NXPセミコンダクターズ)に入社。主に自動車業界の新規ビジネス立ち上げや商品の共同開発に携わる。2004年6月大阪銘板(ダイメイグループ)に入社、2005年2月代表取締役社長に就任。

現在の仕事についた経緯は?

元々独立志向が強く、将来は自分で何かビジネスをやりたいと考えていましたが、創業家という事もあり、先代(父)から後を継いで欲しいとのオファーを2004年3月頃に貰ったのがきっかけです。実はそれまでに2度程オファーを断っていました。大した実績も挙げていないのに、次期社長だという事で入社しても誰も言う事を聞かないだろうと考えたからです。3度目にオファーを貰った時点では、前職で多くの新規ビジネスのデザイン・インが確定しており、将来の売上確保にも目途が立っていた為、自身の実績としては十分だと考えました。かつて一緒に頑張ってくれた仲間達への恩返しも出来たと考えています。

仕事へのこだわり

他人と同じ事はせず、必ず何かを変え、新たな付加価値を加える事です。日本人は一般的に変化を好まないと言われていますが、私は真逆のタイプです。ダイメイで社長業についてからも、必ず何かを変え続けています。例えば、就任当初に行ったのは新規開拓による売上の柱の追加です。当社は長年大手家電メーカーが大口顧客であり、就任当初は売上の8割以上を占めていました。しかし売上が1社1セグメントに偏っているのは危険だと感じ、異業種の新規開拓に力を入れ続けて来ました。その結果、現在では自動車4割、アミューズメント4割と多角化に成功しました。
当社はもうすぐ創業107年を迎えますが、そもそも過去の歴史を遡ってみると、変革の連続である事が分かります。創業当時は木彫看板を製作していたものが、今ではプラスチック射出成形関連が主力事業になっています。マーケットニーズに合わせ新商品や技術の開発を続け、それを必要としてくれる顧客を創造し続けて来た結果が今なのです。そう考えると私のポリシーは、ダイメイの理念そのものだと言う事が出来ます。
現在の主力はB to Bビジネスですが、これだけでは心許ないと考えていますので、更にB to Cビジネスの立上げにも力を入れています。過去に先輩方が作って下さったビジネスモデルで食べさせて貰っていますので、自分達で創造したビジネスモデルを軸にして次なる100年を勝ち残る礎にしたいと考えています。

若者へのメッセージ

マーケットニーズは益々多様化して来ており、“正解”が一つだった時代は終わり、複数存在する、或いは”正解“が常に変化する時代になって来ていると感じます。現代社会はモノやサービスで溢れかえっており、その気になって探せば、欲しいモノは何でも見付かるでしょう。そんな中でも、誰もまだ気付いていない潜在ニーズというものが必ずあるはずです。それを見付け、実現化する事こそが、次世代を背負って立つ皆さんがすべき事だと思います。
その為には、自分の頭で考え抜き、怖がらずにチャレンジしてください。”正解“かどうかは自分で決める事ではありません。マーケットが判断してくれる事です。すぐに見付からないかもしれませんが、諦めずにチャレンジし続けて欲しいと思います。